質の悪い営業パーソンは自社の業務を理解していない
前々回、悪質セールスレディと書いていますが、今回の保険募集人は「某保険会社のセールスレディ」でした。
つまり一社専属です。
私はこう思っています。
質の悪い営業パーソンは、一事が万事です。
この手の悪質な営業をしている者は、あること(保険を販売する)にはパターンとして精通していることもありますが、他のことになると全くダメという部分が目立つことがあります。
実際、このセールスレディは一社専属でありながら、一社しか取り扱っていない立場でありながら、自社の業務の流れをきちんと理解していませんでした。
そもそもこのような営業パーソンは信用できませんが、最近多いですね、このレベルで仕事をしている人たち。
お客様から質問された自社の業務の流れに関することは即答するべきですが、このセールスレディは、よくある「帰って上司に聞いてみます」「すぐに電話で確認してみます」ではなく、ただの思い込みで間違ったオペレーションを契約者に伝えてしまっていました。
結果、お客様には迷惑がかかることになります。
そしてその間違いが発覚したあとにも謝罪なしです。
契約の取り消しを行おうとしているのなら
さて、あなたが契約の取り消しを行うことを考えているのなら次のことをしっかりと理解しておいてください。
人間不信になることも覚悟しましょう。
あなたが金融商品を契約するときに感じていた販売員や販売員の上司の好印象(?)とは別人に感じることになるでしょう。
それは、人は変貌してしまうことを目の当たりにしてしまうことを意味します。
あなたが契約の取り消しを行おうと思うのなら、きちんと準備をしておきましょう。
はじめからの時系列はもとより会話の内容等もしっかりと思い出しておきましょう。
取り消しをすることになる金融商品ならびに法律の専門家を味方につけるようにしておきましょう。
相手が銀行であれ、保険会社であれ、証券会社であれ、相手方になるのは「人」です。
あなたが本気で準備しておくことが重要です。
よくある相手方の主張例として、「重要事項を説明した!」「あなたはサインしている!」があります。
そのようなことを言われても、そもそもの説明が間違っていたり、誤認勧誘だったら関係ありませんからしっかりと準備しておきましょう。
※当ブログよりアドバイスの依頼を受けても原則お引き受けいたしません。予めご了承ください。
保険商品を批判するだけのFP資格保有者
専門家探しは大変ではありますが、「人」で間違ったからこそ、契約の取り消しをしないといけないほどのことをさせられていることになります。
金融商品は、それを扱う人のレベルでとんでもない凶器になってしまいます。
そして、それを凶器として扱っている人がこの日本にはとんでもない数存在しています。
上記の”取り消しをすることになる金融商品の専門家”という立場の人として、思い浮かぶのが「ファイナンシャルプランナー(FP)」です。
しかし、多くはろくに経験のない机上論者たちです。
経験値のない人にいくら相談をしても金融機関のツワモノには勝てないでしょう。
特に、主にネット中心に貯蓄性のある保険商品について批判しているFPたちがいます。
常々思いますが、彼らがそこまで批判するのなら今回のようなことを行えばいいのに、そのようなことはしようとしません。
無償で行えばいいのになぜしないのでしょうか?
そのような相談があっても「解約しなさい」「払済しなさい」と言うだけかと思います。
そんなことは、誰でも言えます。
実際、知識(消費者が契約の取り消しをしていく過程のテキストが存在してない)も経験も責任感も足りていないから仕方ないことなのでしょう。
同時に、
「医療保険やがん保険なんていらない。貯蓄で対応しましょう!」
と言っているFPたちもいます。
現実的に貯蓄で対応できない人たちは、そのようなFPたちに積極的にアドバイスと金銭的な援助を求めるようにすればいいでしょう。
民間の保険商品がなくても「経済的な様々な面で困ることはない」と言っている専門家(?)ですから、きっと十分に援助していただけるでしょう。
時代は変化していきますので、将来そうなっていくかもしれませんね。
「あなたが本やネットで保険はいらないと言っていましたのでその通りにしてきました。で、実際いま経済的に困っていますがどうすればいいのでしょうか?貯金?必要なものがあったので使っちゃいました。貯金は何にでも使えるからって言っていませんでしたか?」
という具合に。
経済的にも身体的にも精神的にも責任がとれないのなら、無責任な発言は慎んだほうがいいです。