平成28年11月末の確定拠出年金の評価額は

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私の確定拠出年金(DC)の評価額は拠出額の

私は、老後の資産形成としてリスク性商品へ積立投資を行うなら「確定拠出年金制度(DC)」を使うべきだと言ってきています。

私自身の2016年11月末現在の確定拠出年金の評価額は、拠出額の1.46倍でした。

10月と同水準でした。

利益確定をしない投資は投資ではない

11月はトランプ相場で大きく”位置”が変わりましたね。
位置とは、

「為替の位置」

「株価の位置」


私もその恩恵にあやかっておきました。
保有しています某株式Aの半分を利益確定(+37%)しておきました。

「位置の変化」をどう考えていくか

さて、確定拠出年金における「位置の変化」をどう考えていけばいいのでしょうか?
それを考えるヒントとしてシミュレーションを作成しました。
下図をご覧ください。
これは、「2013年1月~2016年11月までの日経平均株価週間チャート」を合わせ鏡で作成した全く架空のものです。
このチャートの特徴は「値幅(株価・基準価額)が2倍になっている」「始値よりも株価(基準価額)が下がっていない」ところです。

rp_2016y12m02d_142021861.jpg
それでは、赤○をつけた「A」「B」「C」の地点からドルコストを行った場合、最大リターンと最終リターンを検証してみましょう。

「A」
始値 10,688.11円
高値 20,724.56円
安値 10,688.11円
終値 10,688.11円
積立回数 411回

最終リターン率 67.46%(含み損)
最大リターン率 137.97%(元本×1.38倍)

「B」
始値 17,913.36円
高値 20,724.56円
安値 10,688.11円
終値 10,688.11円
積立回数 300回

最終リターン率 65.01%
最大リターン率 117.33%

「C」
始値 14,952.61円
高値 20,724.56円
安値 10,688.11円
終値 10,688.11円
積立回数 247回

最終リターン率 66.98%
最大リターン率 121.69%


いかがですか?
なにか気づきはありましたか?

こういうシミュレーションでも

上のシミュレーションチャートにさらに続きをつけました。
「2013年1月~2016年11月までの日経平均株価週間チャート」を合わせ鏡で作成し、そのあとに「2013年1月~2016年11月までの日経平均株価週間チャート」をつけて作成した全く架空のものです。
このチャートにてドルコストを行った場合も検証しておきましょう。(「D」とします)

2016y12m02d_153702920

「D」
始値 10,688.11円
高値 20,724.56円
安値 10,688.11円
終値 18,381.22円
積立回数 617回

最終リターン率 116.01%
最大リターン率 137.97%
最小リターン率 67.46%


【ご参考】
「B」の地点からはじめた場合の最終損益率は、113.5%
「C」の地点からはじめた場合の最終損益率は、115.5%

いかがですか?
なにか気づきはありましたか?
さらに、過去記事も参考にされてください。

積立投資の戦略は他人と同じであるはずがない
積立投資楽観論、ここ数年の実績で天狗になっているFPらに気をつけよう
高値を追いかけるドル・コスト投資に気をつけよう
いまからはじめる積立投資のリスクをわかっているのか!?
長期積立分散複利投資の限界を知るべき
30年のドル・コストで「2倍」「3倍」になるシミュレーションを見せてほしい

人生は一度きりです

上のシミュレーション、「A」「B」「C」「D」とも積立投資をはじめてから株価(投資信託であれば基準価額)が上昇していっていますね。
そして、プラスの上昇率(最大リターン率)を経験して下降します。
いったいどのあたりの株価(投資信託であれば基準価額)で含み損(買えば含み損の境地)になるかわかりますか?
そこが「平均買付単価」を意識しないといけないところです。
そのようなシミュレーションを徹底的に行っておく・行っていくことが確定拠出年金、積立投資では重要です。

スポーツと同じです。
私が行っていた陸上競技・ハードルでも何度も何度も繰り返し練習します。
何度もスタート練習します。
何度もハードルを越えます。
何度も走ります。
それで身体に覚えさせるんです。
徹底的に!

積立投資も同じです。
どのような動きになったらどうなって、どのような動きになったらどうなるということを知ることが重要です。
このようなことを言うFPや業者は日本にはほとんどいません。
(上のようなシミュレーションの作成すらできません)
あなたの大切なお金です。
へなちょこな机上論者たちに騙されないようにしましょう。

へなちょこ机上論者たちの共通点は、「平均買付単価」の重要性を語ることはなく、ただただ「下がっても口数たくさん買えます」という宗教的な話に終始します。
本当に気をつけましょう!


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