オーバーコンフィデンスの保険募集人たち
同じようなことを何度も聞きます。
これは長期的に積立投資(ドル・コスト平均法)をしていくにあたり、はじめてからその先どうしていけばいいかについて、マネーセミナーで講師している保険募集人たちが契約者に対して言っている言葉だそうです。
なんて自身過剰なんでしょうか。
上記の言葉を保険募集人から聞かされたお客様の属性は、
「保険代理店から変額有期(or終身)保険に老後の資産形成として、月払契約で加入」
「保険代理店兼金融商品仲介業者から投資信託を老後の資産形成として、毎月口座振替で契約」
つまり、積立投資で「変額有期保険」「変額終身保険」「投資信託」をされている方です。
契約のきっかけは、ほぼすべて保険代理店が行っている無料のマネーセミナー(マネー損するな~)、マネースクール(マネー損す~る~)に参加後の個別面談です。
「人」によって立ち位置が違うから戦略も違う
私は上記のようなことを聞いたお客様に言っていることがあります。
私は確定拠出年金(企業型)の個人相談で、同じ企業にお勤めの先輩(たとえば40歳)・後輩(たとえば25歳)の方とそれぞれさせていただくことがあります。
つまり、お二人は「同じ勤務先」「同じDC制度」「同じ商品群」を使っていることになります。
しかし、「同じ勤務先」「同じDC制度」「同じ商品群」であっても、とるべき”戦略”(お客様と一緒に戦略を練っていくのが私の役目です)は全く違います。
それは先輩・後輩の「年齢」が違うからではありません。大きくは、「はじめた時期」と「いまあるDCの資産」が違うからです。
聞かれたお客様は「はぁ~、なるほど」「そうなんですか」など、反応はまちまちですね。^^;
ピンときていない方も多いです。
ただ、投資を少しでもわかっている人たちは皆「確かに!!」と言われます。^^
残念ながら、このポイントをわかっていない保険募集人やリスク性商品販売業者、FPが多いですね。
彼らはよくこんなことを言っていますね。
など。
ごもっともなことを言っているようですが、実はそうではありません。
私から言わせると、積立投資の”本質知らず”ばかりだな、です。
これらの言葉は、「人」ではなく、「年齢」しか見ていない考え方だし、何も「戦略なし」の方針だと思います。
年齢しか見ないのであれば、高齢者に投資なんてさせないほうがいいですよね。
銀行や証券会社は異常だということです。
人それぞれ「立ち位置」が違います。
積立投資の戦略は他人と同じであるはずがありません。
スポーツでたとえましょう。
陸上の「4×100mリレー」で、第一走者と第二走者、第三走者、第四走者、それぞれ走り方は違います。
「スタート技術」
「バトン技術」
「コーナー走法」
「加速力」
100m選手にも、それぞれ強み弱みがあります。
そして、リレーでは単純に「立ち位置」(走る順番)が違います。
リレーメンバーであっても練習方法が「同じもの」「違うもの」とあります。
このようなことは、積立投資にもあてはめることができます。
そのようなことがわかっていない業界関係者は多いです。
冒頭のような自信過剰の保険募集人たちが言う
を信用してはいけません。
このようなことを平気で言う保険募集人は、多くの場合「保険」についても「投資」についても素人レベルです。
そもそも変額有期(or終身)保険を”積立投資”として契約をすすめるような保険募集人は論外です。
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私には
マネーセミナー参加後に契約をさせられた「変額有期保険」で苦しめられている方からの悲痛な叫び声と契約前や契約の取り消しができたという安堵の声が日々寄せられています。
本当に気を付けて!!