日経平均株価の年間リターン率(※「リターン率=前年終値÷当年終値」で計算)の推移を見てみます。
1990年12月末の終値から2017年11月末の終値を使っています。
これを見ると、民主党政権から自民党政権へ変わった2012年から現在まで、実に6年連続の上昇だということがわかります。
これは、バブル崩壊後でみていくと過去にないことです。(3年、4年連続はあり)
青・・・毎年12月末終値チャート
オレンジ・・・年間リターン率
期間は27年です。
人で考えると、「大人としての働く人生の期間」ですね。
改めて見ていただくと、ここ5年ほどに株式市場に参戦していた人たちは「運が良かった」といえるでしょう。
多くの曲がり屋がああだこうだと言っています。
曲がり屋の特徴は、自分ですればいいのに、自分では全力でやることもなく、自分の分析に酔いしれています。
と同時に「自己奉仕バイアス」「集団奉仕バイアス」が大きくなっている人たちを誕生させてしまっていますね。
6年連続上昇の大きな要因は、もちろん日本銀行の異次元の金融政策、GPIFや自社株買いなどの一連の株対策です。
ですので、この推移についてまともな分析はできません。
数十年後、歴史上どのように語られるようになるのでしょうか。
普通の感覚がマヒしてしまわないようにしましょう。
12月、本年最後の利益確定実施!!^^