ご相談で次のような質問がありました。
変額有期保険って、実際何%で運用できている商品なんでしょうか?
お客様がお持ちの保険設計書の解約返戻金数値を使ってエクセルでRATE計算し、お答えしました。
とても驚かれ、そして私の説明に納得をされました。
以下は、保険会社の資料をもとに試算した参考水準です。
(年齢、性別、期間、保険金額で異なります)
【 前提条件 】
契約年齢:30歳
保険期間:30年
毎年3%運用ができた場合
5年:-11.79%
10年:-1.97%
20年:0.58%
30年:1.45%
おおよそこのような感じではないでしょうか。
これでわかるのではないでしょうか。
契約後10年まで仮に毎年3%の運用ができたとしてもマイナスリターンです。
これは
何のために?
誰のために?
リスクをとっていることになるのでしょうか?
上の試算を見るに、どう考えても
10年で払済して7%で運用していきましょう!
そうすれば、このような結果になります!!(解約返戻金表を示す行為)
というセールストークは、トンデモトーク(デタラメ)だといえるでしょう。
ハナから保険業法、金商法違反ですけど。
この商品をすすめる保険募集人たちが信じて(?)いる毎年7%で運用可能の実際の年利は
10年:2.26%
です。
期待リターン7%に対して、とらないといけないリスクは?
普通は「25~30%」は考えないといけないのではないでしょうか?
実質2%の期待リターンに対して!
固定金利シミュレーションしかしない人々は、やはりリスク「0%」なんでしょうか?(※)
※変額を積立投資として販売している保険募集人の中には、そもそも「標準偏差」(リスク)のことをわかっていない人たちがいます。
こんな保険募集人とは関わってはいけない
積立投資として変額有期保険をすすめてくる
その商品の設計で70歳満期以上をすすめてくる
10年で払済をすすめてくる
冒頭のお客様
いい人だと思っていたのに・・・
ひどいですね。
残念です。