日銀による社会実験は「教科書」を参考にしていたのか?
2013年4月に量的・質的金融緩和を導入して4年、消費者物価指数は「0%」近辺です。
黒田総裁が豪語したキーワードがありました。
2年
2倍
2%
これらはすべて失敗しました。
ご承知の通り、失敗しても何の責任もとらず状態です。
最大目標の物価2%の達成は2018年度頃とし、黒田総裁任期中の達成は絶望的です。
もし、これから物価上昇率が持続的に「2%」になったとしたら・・・
そうなると、国債はどうなるでしょう。
そうなると、金融機関はどうなるでしょう。
日銀はタイムリーな検証をしていかないといけない時期になってきています。
どれだけの国債を買ったのでしょう。
どれだけの株式を買ったのでしょう。
無責任な仕事は、これからの日本人のお手本になっていくでしょう。
残念ですが、
というレガシーを形成していっています。
急激な株価上昇、円安はカネ余りによるマネーゲームの成果
日銀の金融緩和政策の成果として、株価上昇と円安があげられています。
成果?
現時点でいえるのは、ただカネ余りマネーゲームの現象をつくっただけになっています。
本来、あげないといけない成果はデフレ脱却のはずですね。
そのために、どれだけのカネ余りをつくってきたのでしょう?
財政ファイナンスをしてきたのでしょう?
という発言とは・・・情けない・・・。
できる・できないの確率は常に50%です。
「できる」を言い続けていれば、いつかは「できる」ときも来るでしょう。
確率は50%なんですから。
まさに、ゲームです。
誰が得をした(する)のでしょうか?
誰が損をすることになるのでしょうか?
いまだにまともな説明をしない日銀総裁。
将来、回顧録でも書いて「あのときは実は・・・」ということにでもするのでしょうか。
もちろん「期待に働きかける」ということをテーマに掲げているので「期待はずれ感」を演出することはできないのでしょうが、何も責任をとらないというのは、”教育”にも良くないです。
このような仕事であれば、誰にでもできる仕事でしょう。
言ってしまえば、天下りみたいなものです。
残念です。