くい打ち不正とマネースクール業者の変額販売は同じ②

Pocket

マンション問題、報道で語られている内容は変額販売と共通するところがたくさんあります。
それを図にしました。

2016y12m26d_195508434

昨日、確定拠出年金セミナー(投資・運用編)の中で積立投資の複利運用話の間違いを話しました。

30年の長期積立投資で、5%で複利運用すると、こ~んなにもふえます話について。これは固定金利商品の説明です。(下図のようなグラフを見たことあるでしょう?)
金融業界は、業界あげて”誤認”させていることになります。
積立投資での説明をするなら、良いシミュレーション(いったいそうなる可能性は何%?)だけではなく、リスク(標準偏差)のあるシミュレーションも見せないといけませんが、一切それはありません。
単なる数学のシミュレーションだけです。(恥ずかしくないのでしょうか?)金融業界は、平気で情報操作・ミスリードをします。


私の説明を聞かれたお客様は納得されていました。
≪ 下図 毎月5万円、30年の積立投資、5%複利運用でこうなります、という説明に使われるグラフ ≫
2016y12m26d_195529343

これって(↑図)、固定金利商品の説明以外にありません。
「期待リターン:5%、想定リスク:0%」になっています。(もう異常な・・・いえ、詐欺的な話ですね)
これで説明していいのなら、金商法ていう法令なんて必要ありません。
ε=(。・д・。)
巷のFP資格保有者やマネーセミナーにかかったら、「これが積立投資の結果です」とか言われているんで、驚愕します。

私の知る限り、このデタラメを指摘する販売業者、FP資格保有者はいませんね。
販売業者は、わかっていたとしても売れなくなるから言わないでしょう。
それは結局お客様無視になり、各種業界規定の倫理違反になるでしょう。
FP資格保有者は、典型的な机上論者ばかりで、日々高校時代に行った受験勉強をしている感じなんでしょう。

被害者がふえます。

≪ ひとつの保険代理店、推定被害額の計算 ≫
平均月額保険料:2万円、3年間払っていたとして、保険料累計72万円契約者数 100人とした場合
72万円×100人=7,200万円(ここから解約返戻金との差額)
100人に契約の取り消しを求められた場合、その保険代理店はこの金額を払うことができるのか!?
≪ 同じことをしている保険代理店が30あった場合 ≫
7,200万円×30=21億6千万円(ここから解約返戻金との差額)
※同じ期間、投資信託だった場合の機会損失分も請求しないといけませんね

集団訴訟に耐えられるか?
弁護士さん、過払い請求問題の次はこれだ!!
個人の方は、賠償してもらえなくなるかもしれませんので、早く損害賠償をしていきましょう。
泣き寝入りしていると、いつか強烈な詐欺に合うかもしれませんよ。



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする