くい打ち不正とマネースクール業者の変額販売は同じ①

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くい打ち工事不正266件!
このニュースと同じようなことが保険業界でもあると指摘しておきます!!

このまま変額でやっていくのは間違いなのでしょうか?


日々、全国からお電話でのお問い合わせが増えてきています。
ひとつには、変額での積立投資をしていると思っていて、「おかしい?」と気づかれた方がネット検索をして当ブログに辿り着いたというケースです。

上記のお問い合わせは昨日のお電話です。
「明日(つまり今日)のブログでわかりやすく示しますね」
とお伝えしましたので示していきます。

積立投資の損益率をグラフ化したイメージ図です。
※下図イメージ図の作成条件
緑のライン・・・30年間積立投資、毎年7%複利運用
赤のライン・・・変額有期保険で「30年間積立投資、毎年7%運用実績」
青のライン・・・変額終身保険で「30年間積立投資、毎年7%運用実績」
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7%というのは、お問い合わせくださった方が

解約返戻金7%って無理なんでしょうか?


と言われていたので、そうしました。

赤と青のラインの出発点(左下)をご覧ください。
これはマイナス100%です。
投資としては、大暴落!退場のレベルです。

ありえないと思いませんか?
なぜ、積立投資として説明を受け契約したのに、契約したとたんに(はじめたとたんに)マイナス100%になるのか。
生命保険商品で1年目にマイナス100%になるような商品は、基本的に掛け捨て保険です。

このような商品を”積立投資商品”だと言って販売している保険募集人は私から言わせれば”くい打ち工事不正”をしていた人間と同じだと思います。
データの改ざんではないですが、”ウソ”だらけの変額保険販売(方法)だからです。

販売業者のレベルの危うさは次のもので確信できました。
変額保険を堂々と積立投資だとして販売しているマネースクール業者(保険代理店)の社長が書いたデタラメな本があります。
この知識、認識レベルは、はっきり言って金融商品取引法・保険業法・消費者契約法違反で問えるものです。
あまりにデタラメすぎます。

普通に考えましょう。
上図をよ~~~くご覧ください。
”マネースクール”という投資(お金に働いてもらいましょう)をすすめるセミナーを開催し、普通の大人を集客してドルコスト平均法で緑のラインになるかのような、あたかもバラ色の未来がやってくるかのような説明をし、実際は死亡保障商品である変額保険で赤のライン、青のラインになる商品を言葉巧みに販売する。
このセミナー商法はとても危険です。
明らかに騙そうとしているからです。
セミナーでの投資”洗脳”説明と実際があまりにも違いすぎる。

あなたの変額保険の担当者に上図を作成してもらってみてください。
セミナーで説明を受けた複利運用のラインと契約している変額保険の損益率を作成してもらってください。
それを見て、「これが投資商品なの?」って聞いてみましょう。
もしも、上図の作成すらできずに変額保険を積立投資として販売している保険募集人がいたら、まあ論外ですし、その程度のレベルなら契約の取り消しを求めていけるでしょう。
赤のライン、青のラインなんて、積立投資の世界では、はじめから負け決定状態です。

いま、この世界金融緩和での数年続いている株高時期に負けている人がそこから「勝つ可能性」と「さらに負ける可能性」、どちらの可能性が高いと思いますか?

まさにくい打ち問題と同じです。
業界の信頼が崩れます。

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