ひどすぎる!大手保険ショップの保険販売

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契約者のためではない!
保険会社何十社扱っているとか全く関係ない!
恥ずかしい!

皆様もご存じの通り、いまは保険ショップが街のあちらこちらにあります。
保険ショップは保険販売をし、その手数料で店舗を運営することになりますが、実際はその手数料だけで運営できていけるほど簡単な業種ではありません。
他に、インデンティブ(保険会社が特別に払うボーナス的存在)がないとやっていけません。(そのはずです)

今回は、某大手保険ショップの保険設計、保険販売がひどいということについて書きます。
まったくお客様のためになることをしていません。
自分のため、自社のためにしか保険を販売していないようです。
保険会社も「指導しろよ」と思います。
わかるでしょ!申込書のその保険設計を見れば。
その設計はありえんでしょ、という契約がたくさんあると思います。
保険会社の代理店担当者も「数字」が欲しいから何も言わない、見ない、しないのでしょう。

こういうことがありました。(簡略)
お客様:独身女性「死亡保障は必要ない。まとまった資金を安全に運用したい」
お客様「まとまった資金があります。どのようにしていけばいいか?」
保険ショップ「外貨建ての商品をおすすめします。」
その商品は、某保険会社の外貨建の終身保険でした。

【 ひどい状態① 】
その保険ショップ、何十社も保険会社を扱っていながら、某社一社のみの提案だったようです。
意味ないですね。何十社も扱うことが。
なぜ一社しか提案していないのか?
簡単です。
某社一社のみの提案理由は、「キャンペーン期間中」だからです。

【 ひどい状態② 】
保険商品にて、まとまった資金運用で一番効果のある保険料の払い方は「一時払」です。
「一時払」というのは、文字通り「一回だけ払う」というものです。
ただ、商品によっては「一時払」ができないものもあります。
そうなりますと、最短の保険料払込期間で「全期前納」です。
「全期前納」とは、文字通り「保険料払込の全期間を前もって払う」というものです。
それによって、毎月、毎年で払うよりも割引されます。
今回の商品は「一時払」ができない終身保険でした。
この払込期間の設定がひどかったです。
最短期間よりも長い期間で設計していたのです。
これにより、お客様は最短期間よりも多くの保険料を払うことになります。
死亡保障が目的ではないので、百歩譲ってそれは良しとしましょう。
じゃあ、運用結果は良くなるのか?
残念ながら、外貨建てベースの返戻率もかなり悪くなります。
ということは、多くの保険料(数十万円単位です)は無駄に払うことになります。
では、なぜこのようなお客様に不利な設計をしていたのでしょうか?
簡単です。
”大幅に手数料が高く”なるからです。

これが保険ショップの販売に対する考え方のすべてだとは言いませんが、私はこのようなケースをたくさん見てきています。
大きい規模の保険代理店、FP会社は、「その規模を維持していくために、お客様のことよりも自社が得る手数料を優先させた商品販売」をしていると言われても否定できないのではないでしょうか。
そう、冒頭の「インセンティブ」を保険会社からもらうためには、そういうことをしないとやっていけないのでしょう。
保険会社も大規模代理店を優遇しています。
1人で100販売する代理店よりも、1人で10販売する200人の規模の代理店を優遇しています。(これは間違っています)
私も業界長いですから、仕組みは知っているつもりです。

いま、保険ショップをはじめとした複数の保険会社を取り扱うことができる保険代理店に対して、なぜこの商品をすすめるのかというお客様へのご提案の説明文書を作成していくことをしないといけないという方針が金融庁の方から言われだしてきています。
このような低レベルな保険募集人がたくさんいるからです。

私がいつも言っています、将来、自分たちの仕事をやりにくくさせる行為をしているということです。
保険においても資産運用においても、本当に信用されなくなります。
FPも、保険代理店も。

上記の保険ショップの募集人、あなたはお客様が数百万円という資金を貯めてきた人生を何も考えることができない人です。
どういう思いでその資金を貯蓄してきたと思っているのでしょうか。
業界から去って行くべきです。
大手保険ショップで働く募集人の多くは、業界から去るべき(去ったことがある)人が再度(再々度)、保険ショップに雇われているケースがあると思いますが。
はっきり言って、適正に欠けている募集人が多いのは確かでしょう。

今回、一部厳しいことを言いましたが、本当に保険契約者の大切な資産を食い物にしている保険募集人、FPは存在しています。
こういう人たちのおかげで、正直に仕事をしている人たちが、将来、信用されなくなってしまってはいけません。

当ブログを読まれる多くの皆様、金融商品は本当に担当者を選んでいくことが重要です。

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