マネーセミナーの内容の多くは、”投資初心者向け”と言って金融や投資の基礎知識を語るものになっています。
この”初心者”というのが曲者です。
実は、初心者向けセミナーを行う講師もまた”初心者レベル”の可能性があります。
先日、あるマネーセミナーを行っているFP会社の代表のブログを拝読する機会があり、そこで気づいたことがありました。それは、
「この方、”利率”と”利回り”の違いを分かっていないな。」
でした。
当ブログをお読みの多くの皆様は、「利率」と「利回り」の意味についてそれほど大きな違いはないと思われるかもしれません。
そこにこそ、金融の落とし穴があります。
上記のFP会社の代表はマネーセミナーの講師をしていますが、実は金融を分かっているようで分かっていないのではないでしょうか。
他にも、保険商品を「予定利率が低いから」と言って否定していましたが、これも同じです。
保険商品の予定利率についてもきちんと理解していないのではないかと思います。
知識が浅すぎ、というか投資をすることが最も素晴らしい選択だと言っていましたので、もうFPではなく、ただの証券マンでしたね。
当ブログをお読みいただいている金融業界関係者の方も多いと思います。
いったい「利率」と「利回り」の意味の違いを理解している方ってどのくらいいるのでしょうか。
実際のところ、あまりいないのではないでしょうか。
上記のFP会社の代表などは、よくそれで「単利」がどう、「複利」がどう、複利運用すれば資産が増えるとか語っているなと思います。
そもそも分かっていないから、「毎年複利」と「平均複利」の違いも気づかないのでしょう。
巷間、保険代理店が行っている多くのマネーセミナーは、相変わらず某外資系保険会社等が作成したコンテンツを使ったセミナー内容になっています。
講師は、そのコンテンツをただ丸暗記をして話しているだけです。
結果的に、マネーセミナーは全国どこでもほぼ同じような内容になってしまっています。
セミナー受講者は、その内容が正しいと思い込んでしまいます。
つまり、洗脳です。
保険代理店もFPもセミナー受講者も洗脳されていっています。
洗脳するのはいつの時代も”強者””お金を集める団体”です。
非常に厄介です。
某外資系生命保険会社等が作成したコンテンツを使ってセミナーをしている講師は、ハッキリ言って初心者です。
マネーセミナーは、
洗脳であってはいけませんし、
ネットワークビジネスであってはいけませんし、
ねずみ講であってはいけません。