私と同じ考えの内容がありました。
BLOGOS かさこ氏
『なぜ国民は金融機関に騙されるのか?~元大手証券マンが語る投資リテラシー』
年金もらえるかどうか不安ですよね?将来、会社がどうなるかわからないですよね?だからお金に働いてもらいましょう!今すぐ投資を始めるべきです!
国民に元本保証のないリスクのある金融商品を買わせるには、年金不安や将来不安を煽りまくり、「預金だけしかしてないなんてあり得ない、投資をしなければダメだ」と焦らせることが手っ取り早い。
こうしてろくに金融・投資知識のない国民が金融機関に勧められるまま、その場限りの流行り商品、金融機関にとって手数料が高く取れる商品に投資してしまい、だいたい大損して終わるということが繰り返されている。だからこそ金融機関は手を変え品を変え、新たな商品を販売する。
こうした金融機関の甘言に警告を投げかける記事が日経電子版であった。「株高の常套句「持たざるリスク」は大きなお世話」と題する記事だ。
記事の内容はというと、株価が上がり始めると金融機関が、「いま買っておかないと、『持たざるリスク』を負うことになりますよ」と何か金融商品を買わせようとするが、乗り遅れまいと焦って買うと、高値づかみする可能性が高く、ましてや個人投資家は『持たざるリスク』などないから気にする必要はないというもの。実に的確なアドバイスが書かれていた。
>国民に元本保証のないリスクのある金融商品を買わせるには、年金不安や将来不安を煽りまくり、「預金だけしかしてないなんてあり得ない、投資をしなければダメだ」と焦らせることが手っ取り早い
まったく私が言っていることと同じですね。
世の中には不安を煽るビジネスが多いです。
そのひとつがマネーセミナーです。マネーセミナーの目的は、変額保険か投資信託の販売です。
「年金不安」「インフレ不安」といった将来の不安を煽って、リスク性商品を買わす商法です。
1:金融機関の甘言を見破る2つの方法大江さんは投資における絶対の真理が2つあるという。1つは先のことは誰にもわからない。もう1つは、世の中にうまい話はない。という2点だ。
「金融機関のセールストークで上記2つのどちらかに引っかかるような話なら、その商品は買わない方がいい」とアドバイスする。例えば「この先、この商品は上がる」「必ず儲かる」といった、セールストークがあったら危険信号だ。
>例えば「この先、この商品は上がる」「必ず儲かる」といった、セールストークがあったら危険信号だ
これって、マネーセミナーで話される「複利で」「ドル・コスト平均法で」「長期投資で」「こんなにふえますよ」というのは近い表現ではないでしょうか?
「定額の保険ではそんなに増えないから解約して変額で、投信で」という説明と同じですね。
めちゃくちゃなマネーセミナー業者(保険代理店&金融商品仲介業者)が多いですから要注意です。
2:不安不安っていくら必要なのか計算したことある?今の日本人が簡単に金融機関に騙されて、焦って投資をして失敗してしまうのは、年金不安、将来不安があるからだ。退職間近の世代だけでなく、かなり若い世代でも、「年金はもらえないから投資をしなくては」と思ってしまう。
こうした国民の不安心理につけこみ、老後に夫婦でゆとりある生活をするには1カ月36万円必要で、老後は1億1856万円確保しなければならないという、明らかに過大な統計データを使って国民を脅しまくり、ハイリスクな商品に投資をさせようとしているのが現状だ。
>老後に夫婦でゆとりある生活をするには1カ月36万円必要で、老後は1億1856万円確保しなければならないという、明らかに過大な統計データを使って国民を脅しまくり、ハイリスクな商品に投資をさせようとしているのが現状だ
これって、弊社セミナーでも話していますね。
セミナーでは、生命保険文化センターの出しているデータ「ゆとりのある生活費」なんて全く意味がなく、大切なのは「自分自身がいくら必要か?」だということをお伝えしています。
3,4は割愛します。
>金融機関が不安を煽って
これは多くのマネーセミナーですね。
「多くのマネーセミナーでは不安を煽って」です。
この記事で書かれている内容はすべて弊社セミナーでお伝えする内容です。
弊社セミナーの内容を宣伝する広告のようですね。^^
さらに弊社セミナーでは、老後資金積立として、確定拠出年金(DC)ではなく、変額保険や投資信託しかすすめないFPやマネーセミナーがいかに無知でデタラメなものかも説明しています。
確定拠出年金を使わずに変額や投信だと同じ投資額、同じ結果なら投資する側は巨額な損となりますし、複利運用の説明をするなら確定拠出年金をすすめないことがいかにデタラメかがわかっていただけます。
ファイナンシャルプランナーは、不安を煽る前にもっとまともな情報を発信するべきです。
どこかの保険会社から提供されたセミナーツールや台本を使うのではなく、どこかの誰かが書いたテキスト(言った話)を信じて使うのではなく、本当に自分が仕事としていろいろなことを調べて、検証して、一般の頑張っている方々へ必要な情報を伝えるべきです。
それが”仕事”です。
それにはまず自分たち(FP)がたくさんの経験をしなければなりません。
経験なき、机上論は新たな悲劇を呼ぶだけです。
不安のための投資は新たな不安となります。