5月23～29日の平均株価のチャートです。
この期間の値幅は709円です。
（画像）ヤフーファイナンスより
23日から5営業日連続で720億円ずつの3600億円が発射されました。
ＥＴＦ（リスク資産）の購入目的は、リスクプレミアムの低下を通じて資産価格を下支えし、①インフレ期待を引き上げる、②資産効果を通じて個人消費を拡大させる効果がある
らしいですが、もうこれは政権のためにデタラメをやっているだけです。
黒田日銀総裁が大見得を切った「逐次投入をしない」というのとは正反対の逐次投入をし続けてしまったことでインフレ期待は起こりません。
もちろん個人消費拡大も起こりません。
なぜなら、株投資で資産効果をあげている人たちはすでに「趣味」の領域に入っているからです。
ここまでくると数字のお遊び感覚です。
実際の話、これだけのお金を稼ごうと思ったらどれだけの人の、どれだけの努力が必要でしょうか？
日銀の人たち、それだけ「すごい」のでしょうか？
・・・・・・・・・・・全然そうではないでしょう。
年間6兆円･･･
下をご覧ください。
（出典）厚生労働省
公的年金のベースとなる国民年金（基礎年金）よりもＥＴＦ砲の予算のほうが大きいんです。
もう気づきましょう。
ＥＴＦ砲により、潤っているのは日本国民ではなく、マネーウォーズをしている外国人投資家たちでしょう。
正直言って、日銀の政策により、日本円の価値と日本の株価は外国人投資家から劣化していっていると見られているのではないでしょうか。
（日本の業界関係者は株価は割安だとか言っていますが）
そうなると、いずれ引きます。
リフレ派の日銀委員たちは全員引退してもらっていいでしょう。
日銀、いいかげんに株を買うのはやめてくれないかな！
経済的にも、精神的にも社会主義国家にしたいのかい？
