誰もが持つ4つの行動領域

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誰もが持つ4つの行動領域


お金の損得は、相対的です。
つまり、人によって違います。

例えば、リスク許容度。
金融の世界では、金銭を投資するにあたり、リスク許容度はどのくらいかを把握しておくことが大切だと言われます。
しかし、その前に知っておくべきことがあります。
それは、上に示す4つの行動領域が誰にも共存しているということをです。
それをまずは知っておきましょう。

「リスク回避の行動」(左上)をする人でも、時に「リスクを求める行動」(左下)をすることがあります。それは何故か?
同じように
「リスクを求める行動」(右上)をする人でも、時に「リスク回避の行動」(右下)をすることがあります。それは何故か?

そして、
「リスク回避の行動」をする人でも誰かに何かを言われた瞬間に「リスクを求める行動」をとってしまうことがあります。
左上の行動をとっている人に一言こう言います。

投資をしないと、貨幣価値が目減りします!購買力が低下します!

この言葉は、要するに何もしないとお金が減ってしまう(なくなってしまう)という恐怖を植え付けさせようとしています。
この言葉は効果があります。そう、投資をさせたい人にとって。

高齢者が投資詐欺に合うケースも、金融機関に苦情を言うケースも同じようなセールストーク(原理)が原因のひとつでしょう。
2千万円、3千万円と預貯金を持っている高齢者に対して、200万円、300万円程度しか持っていない若い営業パーソンが

投資をしないと、貨幣価値が目減りします!購買力が低下します!

などと言っています。
これって、まあいらぬ心配です。
それを言うなら、先に自分の親や親戚・ご近所さんに同じようなことを言ってみろってことです。
(・~・)

特に、高齢者の方にお伝えしたいことがあります。
あなたが得た(例えば)2千万円、3千万円という金融資産、どのような年月、どのようなことをして築かれましたか?
その「思い」「歴史」を知らない若い営業パーソンがとても多いのが現在の金融業界(独立系FP含む)です。

金融資産プラスマイナスゼロで人生を終えることは難しいです。
そうであれば、
騙されたと後悔する前に、
人生を後悔する前に、
きちんと消費していきましょう!!
それが金融資産保有者の役目です。^^

必要でもない果実を探すために命を懸けるべきではない


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