株屋と保険屋と銀行屋からの投資に関する知識・情報

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金融機関には「証券会社」「保険会社」「銀行」があります。
そこで商品売買をしている営業パーソンは、時に以下のような呼び方をされます。

株屋、保険屋、銀行屋

3者それぞれに専門分野、強みを持っており、すみ分けがされていましたが、現在は垣根がなくなっています。
投資面についてみてみると、株屋だけでなく保険屋も銀行屋も本来専門外だった株屋の商売を積極的に行っています。
それは否定するものでもされるものでもありません。
投資商品を販売する保険屋・銀行屋は、もともとそのあたりに明るくはないでしょう。
なので、
保険屋も銀行屋も商売の始まり(orずっと)は株屋からの知識・情報レクチャーだということです。

日本人家計のリスク性商品への割合は少ないと言われています。(情報としては正しくない)
個人の金融に対する知識に問題があるかのように言われていたりしますが、実際は過去から現在までの株屋の「知識力~営業力~フォロー力」の”賜物”ではないでしょうか。
つまり、一個人の顧客に対して株屋がどのような態度で接してきたかという問題が大きいのではないかと思っています。

そのような歴史を持つ株屋の影響を受けているのがいまの保険屋と銀行屋です。
株屋からレクチャーを受けることにより得られる知識って・・・
けっきょく過去から現在までの株屋と同じかそれ以下ということになるかもです。
それが証拠に、保険屋・銀行屋から発せられる投資の話って

分散です。
長期です。
複利です。

こればっかりです。
こんなものです。
株屋から流された知識・情報が保険屋、銀行屋にいき、
それと同じような知識・情報が保険屋、銀行屋から一般個人顧客に流れていく。
けっきょく
日本人が持つ知識・情報は同じレベルしかないものになります
それが正しいというふうに思い込んでしまう、洗脳されてしまう、という感じです。
なので、投資に関する話ってどこで聞いても誰から聞いても似たり寄ったりです。^^

私が実際に、銀行員・郵便局員の何人かから聞いた言葉です。

保険なんてわからない。
投信なんて売っている暇ない。

実際の販売現場では、ノルマだけが先行している感じです。
売り手から見た買い手、そこに見えているのは「お客様の顔・家族・資産状況」ではなく「数字・成績」です。
特に、大きな会社で、かつサラリーマン色が強いと顕著です。(皆さんのお勤め先も同じではないでしょうか)

「お金の怖さ」を知っている売り手が減少しているのではないでしょうか。

不確実なものについて、
その情報発信者の話、
疑うことを忘れてはいけません。
それも一歩です。


※画像:『マギ』銀行屋

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