資産形成は、”長期”投資が目的ではないはず

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”長期投資”という洗脳

長期投資の”長期”っていつまで?

20代ならいつまで?
30代なら?
40代なら?
50代なら?
60代なら?

投資というのは、ゲームではありません。
「長期投資」だと洗脳されてしまうと、「数字がふえた・へった」というゲームをしている感覚の人が多いのではないでしょうか。
数字ではなく、「お金」ですよ。
「数字持ち」は、自己満足の世界です。

スポーツと資産形成

視点を変えて、スポーツで考えてみましょう。
陸上トラック競技100mです。

①前半逃げ切りで10秒00(1着)

②後半追い上げで10秒00(1着)

どちらも同じ結果ですが、どちらがいいですか?

「1着」が目的であれば、①でも②でも同じです。
「タイム」が目的であっても①でも②でも同じです。

これが、200mだった場合、

①前半型で前半の100mが10秒00で通過し、ゴールは21秒00(3着)

②後半型で後半の100mが10秒00で通過し、ゴールは20秒50(1着)

どちらも途中の100mを10秒00で走っていますね。
全体の中の途中ではありますが、同じ100mを10秒00で走っていてもゴールでは差がでるということがわかります。
どちらがいいですか?

「1着」が目的であれば、②がいいですね。
「タイム」が目的であっても②がいいですね。

さて、ここで見方を変えましょう。
「自己ベスト」が目的だったらいかがでしょうか?
①の選手の200mの自己ベストが21秒20で、②の選手の200mの自己ベストが20秒40だったら?
①がいいということになります。

スポーツにおいても選手の競技に対する目的(取り組み)は人それぞれです。
100mに強い選手が400mや110mハードルでも同じように良い結果を残せるでしょうか?
残念ながら、難しいですね。
もともと体格、瞬発力、筋持久力、メンタル力等々における差が選手にはあります。
と同時に、トレーニング方法や競技によって作戦も違ってきます。

そして、それらは資産形成においても同じに考えることができます。
あなたが投資をする目的は、決して

誰よりもお金持ちになってやるぜ!!

ではないはずです。
ましてや

長期投資をすることが目的だぜ!!

でもないはずです。
”長期投資が一番”というのは、

目先の結果責任を問われない

長期的に儲けられる

というセルサイドのためにある言葉です。
とにかく「投資をしましょう」「長期投資をしましょう」というものです。
バイサイド(あなた)の家族状況、家計状況、ライフプラン状況等はおかまいなしです。
”トレーニング方法や競技によって作戦が違う”ということなどがわかっていないということです。

まあ、パチンコみたいなものですね。
「パチンコの還元率は高いですよ!」(長期であれば、期待値に収れんされていきますから
「ずっと打っていれば、いずれ確変きまっせ!」(長期であれば、複利効果を得られますから
みたいなものです。


今あなたはあなた自身の”自己ベスト”のために資産形成をしていることでしょう。
自己ベストは人それぞれです。
あなたの目的達成のために、
あなたに合ったやり方で、
あなたの人生のための資産形成を頑張っていきましょう。

あなたの思い描くゴールを目指していきましょう!

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