今の日本。
一部の人にはとても暮らしやすく、一部の人にはとても暮らしにくいのではないでしょうか。
所謂格差です。
平成27年6月4日現在における全国の世帯総数は5036万1千世帯となっています。
※世帯構造
「夫婦と未婚の子のみの世帯」が1482万世帯(全世帯の29.4%)
「単独世帯」が1351万7千世帯(同26.8%)
「夫婦のみの世帯」が1187万2千世帯(同23.6%)
※世帯類型
「高齢者世帯」は1271 万4 千世帯(全世帯の25.2%)⇒増加傾向。
「母子世帯」は79万3千世帯(全世帯の1.6%)
(出典)厚生労働省、平成27年国民生活基礎調査の概況
今回は、連合総研の調査データをみていきたいと思います。
勤労者仕事と暮らしについてのアンケート調査
(出典)連合総研「勤労者短観」
第33回「勤労者仕事と暮らしについてのアンケート調査」報告書より
※回答者の構成
対象者:首都圏および関西圏の20~64歳の2千人。
実施期間:2017年4月1日~4月6日。
※過去1年間の世帯収支の状況
※過去1年間の世帯収支が赤字の割合
※世帯の預金等の金額と1年前と比較した増減
※世帯で切り詰めている支出内容の割合(複数回答)
今の日本は暮らしにくいのか?暮らしやすいのか?
どこの家庭も一生懸命やりくりをしながら日々生活をしています。
その中で、残念ながら約3割ほどの家庭が赤字になっているということです。
当然、その家庭はその1年については貯蓄はできていませんし、逆に貯蓄を取り崩すことになっているでしょう。
では、どこをどう見直せばいいのでしょうか?
世帯収入?
世帯支出?
その両方?
今回の調査対象は、勤労者の世帯単位です。
つまり、日々働いている現役世代世帯の3割が赤字という現状です。
このような3割の世帯が、
いま現在、必死に働きながら暮らしている世帯が、
いつか力尽き、
生活保護へ落ちていくことも考えられますね。
実際、毎年の家計が赤字や貯蓄100万円以下の世帯は、生活保護予備軍と言っても過言ではないでしょう。
生活保護の半数が高齢者です。
ここはキッチリと食い止めないといけないはずです。
国の力でです。
政治はここは見て見ぬふりだと思います。
今の日本はシルバー民主主義です。