お客様の資金が投入した金額よりも増加してお手元に戻ってくる。
保険においては、解約返戻金や満期保険金(満期学資金)等にあたります。
投資信託においては、売却した分にあたります。
貯蓄目的の商品。
私がご契約をお預かりいたしました「学資保険」、「養老保険」、「一時払養老保険」、「一時払系の各種終身保険」、「外貨建商品」、「投資信託」、どれもこれもお客様が積み立てられた累計額、一時金で投資された額を確実に上回って続々とお客様にお返しできています。
「あのときに契約していて良かった」
「続けてきて良かった」
「すすめてもらっていて良かった」
こういう声をいただきます。
これは担当者としてうれしい出来事のひとつです。
いつも言っていますが、デフレ下においての貯蓄性の保険を「ふえない」と断言して誰かれ関係なく投資をすすめる人たちがいます。
上記の学資保険をはじめとした貯蓄性の保険、本当に「ふえない」「ふえていない」と思っているのでしょうか。
どのくらいになったら「ふえる」「ふえている」というのでしょうか。
私が専門家の端くれとして言わせてもらうと、上記の商品群「この状況下でよくふえますね(ふえましたね)」という回答になります。
上記の商品等を使って積み立てされて、一時金投資されて良かったですね、と思います。
もちろん、リスクのある外貨建商品や投資信託も当初の計画通りに「ふえています」。
”貯蓄目的の商品”を取り扱う場合、専門家である担当者、保険会社、証券会社、投資運用会社はお客様の投入した金額を「ふやして」お客様のお手元に戻していかないといけません。
お客様側は、リスク性商品について”お客様の自己責任です”という言葉を平気で使うような人から大切なお金の契約をしてはいけません。
特に、次のような担当者とは契約をしないほうがいいでしょう。
それは、「(たとえば)こんな保険商品ではたいしてふえないから」「こんな低金利ではどうしようもないでしょう」と言って、リスク性商品をすすめるような考え方の担当者とはです。
ある意味、”強欲”な担当者と見ることもできます。
その”強欲”さがお客様に対してもあったらどうでしょう?
たまにお客様にもいらっしゃいます。学資積み立ての話しで
「10年、15年積み立ててこのぐらいにしかならないならいいや」
って言われる方。
普通預金や定期預金のことを知っているのかお尋ねしたくなりますが、「このぐらい」とか「いいや」という方にわざわざ話すほど私も親切ではありませんし(^^;)、当然そのお考えを否定することはありません。
ただ、そういう方に限って普通に住宅ローンを組んでいます。
住宅ローンの”利息額”は、保険で”ふえる金額”よりもはるかに大きいです。
たとえば、2千万円、30年のローンがあるとしましょう。
利息を1.5%と仮定しましょう。
年間の利息額は約25,000円となります。15年で375,000円になります。
そのような利息分を少しでも少なくするために、「繰り上げ返済」とかを実行されているのではないでしょうか。
家計というのは、「住宅ローンは住宅ローンだけで解決させよう」では上手くいきません。
全体で見ていくのです。
「どうしても発生するマイナス分」を「少しでもプラス分」をつくって、マイナス幅を少なくしていくのです。
私は、学資積み立てなどを含めて、少しでも家計に効果的となるように、そうして家計をマイナスにならないようにプランしていくものだと思っています。
よく個人年金保険の所得控除(年末調整、確定申告で得る還付金)がしょぼいとか平気で言っているFPもいます。
それは数字の部分しか見ていない人(数字命)に多い傾向です。
家計、生活というのは、必死にやりくりしていくものです。
収入と支出のバランスです。
楽しく生活をしながら資産形成していくのです。
ストレスを感じながら資産形成はできません。
私は、冒頭のような「良かった」という言葉を何度も聞きたい、と言いますか、自分も含めてお客様にも何度も言ってもらえるような人生設計が大切ではないかと思います。
一生懸命働いて得たお金、簡単に失わないように