自己責任という言葉は売り手側のためにある魔法の言葉

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”詐欺話”はなくなりません。
”詐欺のような話”も数多くあります。
投資の話は典型的な詐欺のような話になりますね。
キーワードは、『自己責任』だと思います。

≪自己責任≫
この言葉は、売り手側にとって非常にありがたい”魔法の言葉”です。
この言葉を平気で言う業者、担当者がすすめる投資話ほどあやしいものはないでしょう。

≪どちらを信じますか?≫
今もこれからもあなたに投資をすすめる話はたくさん来るかもしれません。
そのような話は必ず「人」からやってきます。
それをどのように受け止めていけばいいでしょうか。
あなたが数百万円~数千万円持っているとしましょう。
そしてそのお金は親から譲り受けたものではなく、自分で働いて得たお金でつくったのであれば、あなたがそのお金を持つためにしてきた「あなたの歴史」「あなたの生き方」を信じたほうがいいです。
あなたに投資をすすめる担当者にも歴史はあるでしょう。
あなたは「自分の歴史、生き方」とあなたに投資をすすめる知らない業者や担当者である「赤の他人の歴史、生き方」のどちらを信じますか?

今の時代、ブログやインタビュー記事等で自分の考えを語っていないお金を扱う担当者のことを簡単に信じるのはどうかと思います。
投資の世界では論外だと言ってもいいのではないでしょうか。

私のいる世界、ファイナンシャルプランナーという資格を持って投資をすすめる世界。
”信用できる担当者”がどれほどいるのか・・・
マネーセミナーを筆頭にした「投資信託を使ってドル・コスト平均法を」「変額保険を使ってドル・コスト平均法を」という話なんて典型的です。
ドル・コスト平均法で5%、7%という利回りが期待できると平気で言います。
それができるなら、それをすすめるセミナー講師やFP、販売業者が自ら金融機関からお金を借りてその投資をすればいいだけです。
安く借りて高い利回りをだす。
投資ってそういうことです。
金融機関もそれができると思うならたくさんお金を貸してくれるでしょう。
でも、きっと金融機関は貸してくれないでしょう。

他人には”自己責任”と言いながら、自分には”自己責任”という言葉は使ってもらいたくないということではないでしょうか。
つまり、担当者自身は自己責任という言葉は”魔法の言葉”だと理解しているのではないでしょうか。
そう
”担当者に責任はないから、何でもいいからすすめてしまえ”
”長期投資と言っておけばいい”
売り手側の立場にいる時にしか使えない言葉、それが”自己責任”。

あなたが積み重ねてきた歴史が今のあなたの資産状況です。
へなちょこFPたちの机上論で破壊されないようにしてください。



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