「企業年金の運用状況(2016年度)」が公表されています。
いろいろと参考になると思いますので、リンク先で見てください。
まず、1986年度~2016年度の30年リターン(幾何平均)があり、3.51%(2003年度までは厚生年金基金、2004年度以降は厚生年金基金と確定給付企業年金の集計)だったようです。
この30年の国債での運用は良かった(30年で2.7倍)ことがうかがえます。
「累積リターン3.41%、標準偏差3.5%」
ご承知の通り、現在の国債金利は悲劇的な状況です。
しかし、
もしも日銀の金融政策が成功した場合、将来の国債金利が上昇することが予想されます。
投資転換ポイントになるかもしれませんね。
ただそのときは、同時に地獄絵図になることも予想しますが。
また、直近10年(2007年度~2016年度)の厚生年金基金、確定給付年金のリターン詳細などがあります。
日本株、外国株とも直近5年のパフォーマンスが桁違いに良いですね。
日本株(TOPIX)は14.43%、外国株(MSCI KOKUSAI)は17.16%。
それぞれの30年の標準偏差は、約23%、約24%。
当資料を見ていただくと、投資をしていく上において、
投資信託の信託報酬(=保有している間にかかる手数料)はかなりのマイナス要因・・・・・・・
いえ、投資家の”敵”になるという構造であり、
まさに利益相反になるものだということがよくわかると思います。
しっかりと全体像を把握していきましょう。