FP資格者で金融商品を販売することを批判する山崎元氏って何様?

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金融アドバイスと利益の対立について』(トウシル)をみました。
楽天証券経済研究所所属の山崎元氏。
金融機関に所属していること自体が不適切だと思える言動が多すぎではないかと思います。

●山崎氏の主張
アドバイザーが持つ経済的利害によっては、アドバイスが歪む危険性があるので、不適切な経済的利害を持つ相手にアドバイスを求めてはいけない。


(画像)『金融アドバイスと利益の対立について』(トウシル)

一番不適切なこととしてあげているのが、商品を売って利益を得る相手に相談することで、例えば保険商品を売って利益を得るFP。


まず、現在の金融業界(銀行・証券・保険)で商品を販売する、アドバイスをすることを仕事にしている者は、「FP資格」を保有するのは最低限のレベルになっているということです。
つまり「FP資格」を保有していない人は、その時点で論外だということです。
(これはFPの資格ビジネスが成功したことになりますね)
ですので、個人の人たちがFPに相談する云々というのは問題がありません。

ということは、単純に
●金融商品(保険分野でも証券分野でも)を販売することができるFP
●金融商品(保険分野でも証券分野でも)を販売することができないFP
に分かれることになります。

山崎氏は「保険商品を販売することができるFP」を批判している立場をとっているとみえますが、保険商品を販売することができるFPとできないFPとでは、保険についての業務知識(広さ、深さ)レベルが全く違います。
もちろん販売できるFPの方が圧倒的に上です。
いや、どの業種でもそうでしょう?

それは山崎氏自身も示しています。
私は山崎氏の保険商品(保険業界)に関する知識・見解はまったく低レベルなものだと思っていますから。

山崎氏は、楽天証券という大きな看板のある証券会社に所属している立場にありながら、例えば保険業界(ある意味ライバル業界)を批判(誹謗中傷ともとれます)している言動をとっていますが、そのことを所属会社側が問題にしないのはいかがなものでしょうか。
コンプライアンスが甘いのか?
山崎氏が批判相手にしている「保険商品を販売することができるFP」たちにはSNS等での情報発信に制限がかけられています。
保険会社は保険募集人に対しては強い姿勢をとりますが、このように批判する証券会社やメディア記事には何もしません
販売面のリスクは歩合制で働く保険募集人がかなり背負っているからでしょうかね。
おかしな世の中です。

山崎氏は楽天証券と楽天保険についてはどう思っているのか?

『商品を売って儲けている人に相談してはいけない』(山崎氏)
この主張を解釈すると、メディアにでて投資をすすめている投信販売会社の社長たちは論外の世界ですね。
まずはそれらの人たちに対して名指しして言うべきでしょう。

また、この主張は金融業界だけに通じるもので、他業界には通じないのでしょうか?
いいえ、他業界でも同じだと思います。
・住宅販売関係者
・旅行販売関係者
・洋服販売関係者
・医薬品販売関係者
・自動車販売関係者
・卸売り・小売り販売関係者
他多数

そもそも楽天証券はIFAスタイルをとっていますが、楽天証券に所属しているIFAなどは論外中の論外になると思うのですが、いかがなものでしょうか?
同時に、楽天インシュアランスも批判したらどうでしょうか?
それらは、山崎氏の言うFPたちに販売の多くを依存している形態をとっているのではないでしょうか?
そうであるならば、まずは自分自身のことを評価してみるべきではないでしょうか。

最近、FPらに斬られまくっている山崎氏

最近、山崎氏もTwitter等でFPたちに知識不足を指摘されています。
FPの評判・実力評価』というサイトでも斬られまくっています。


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