湧き出る「下げたら量(口数)を買える」論

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相場が崩れてきました。こうなると、
”ネット”ワーカーはもちろんですが、FP資格保有者たちが異口同音に発信している次の言葉が舞います、目立ちます。

ドルコストの良いところは、下げたら量(口数)をたくさん買える!
チャンスだ!
たっくさん量(口数)を買っていきましょう!

それを言うのはかまいませんが、同時に

保有量(口数)が増加するということは将来有利に働くことだけではなく、そうでないこともあります。
保有量(口数)が多くなれば、事実上のマイナスになった場合に「金額のマイナス幅」が大きくなります。

という情報も発信しないと・・・(´・ω・`)

なんだか悲しくなりますね。
何のために必死に発信しているのでしょうか?

ドルコストで重要なのは

投資対象の基準価額と自分自身の平均買付単価の差

なんですけどね。
いくら口数が増加しても、投資対象の基準価額が自分がはじめた単価もしくは平均買付単価よりも高くならないと意味がありません。


(出典)jigokuno.com/

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コメント

  1. koskssjm より:

    「下げたら量(口数)を買える」論は、底をついた後に上昇
    すれば問題はないのですが、そうでなければ損失を膨らませるだけです。
    価格の上下については投資家の動向に左右されますので、根拠もなく適当な発言しているFPの方々に分かるはずもありません。
    どうしてFPの方達はこんな無責任なことをブログで書くのでしょうかね。呆れてしまいます。

  2. koskssjm より:

    あと呆草食投資隊の一人が運営するファンドが世界的な株価下落に耐えられず、基準価格が下落していますが、この呆草食投資隊の一人は「攻めながら守る」と言っていました。
    でも実際は有言実行できずにこのファンドを購入している顧客からtwitterで非難を浴びているようです。

  3. FPマネーネット代表 より:

    そうですね。
    草食隊の投信も異次元の金融緩和政策・年金マネーで株価上昇・円安になったおかげで、基準価額が上昇した事実について謙虚になっていないことが問題です。
    それまではショボかったことをまったく忘れています。( ̄д ̄)

    FP資格保有者は、自己責任原則をベースとしていますし、長期投資と言っていれば自分が引退するまで結果はわからないので言いたい放題ができるのでしょう。( 一一)

    コメントありがとうございます。