個人一人当たり、平均株式保有額286万円(2016年度)

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日本証券業協会の『個人株主の動向』(2017年9月27日)によると、
個人株主の平均株式保有額(市況の影響を調整した推計値)は「286万円」(※)ということです。

(※)平均株式保有金額(市況の影響を調整した推計値)は、個人の株式保有金額を2011年度末の日経平均株価を基準とした各年度の 日経平均株価の騰落率で除して算出し(例えば日経平均株価が2倍になった場合は、株価上昇による株式保有金額の増加を排除するため2で除する)、調整後の個人の株式保有金額を名寄せ後の個人株主数で除して推計。

年度末の個人の株式保有金額を名寄せ後の個人株主数で除した推計は、536万円。

  
個人株主一人当たりの平均株式保有額は、投資家の裾野拡大を反映し、市況の影響を除けば小口化傾向にある(日本証券業協会)とのことですが、一方で個人株主数は増加傾向にあるようです。
以前にも書きましたが、個人による株式の保有比率割合は、過去30年おおむね2割前後で推移しており、2016年度は過去最低の17.1%となっています。


(出典)日本証券業協会『個人株主の動向』(2017年9月27日)

このグラフを見ると、投資信託の保有割合は株式保有割合と比較して大きく見劣りしていますね。
人数面でも金額面でも投資をしている層はまだまだ少ないです。
多ければいいってものでもありません。

私たちは、作られた情報等により不安を煽られて間違った判断をしていくのではなく、
(どちらかといえば、不安を煽っている独立系FPや投資商品販売員の方が不安だと思います。老後よりも現在の生活について。)(・へ・)
個人の資産形成・資産運用は、
「投資をしなければならない」
というのが正解ではなく、それぞれの個人に合ったやり方で財を築き、生活を楽しんでいければいいでしょう。


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