ネットワークビジネス化を急ぐ積立投資信者たちによる「民間の医療保険はいらない編」

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一括投資・積立投資をまったく否定しません。
私もリスク性商品への投資は20年ほど前からずっとしていますし、積立投資歴も10年ほどあります。
その上でお話します。

投資をすすめる人は「医療保険はいらない」と言う傾向がある

昨今、FPや金融商品販売業者という立場ではない一般の人たちで

高額療養費制度があるから民間の生命保険会社の医療保険なんていらない。
その分を貯蓄または投資にまわしましょう!

と言っているのを見かけます。
こういうことを言っている人の傾向って、自身が投資をしている・投資をすすめている人によくあります。
言うのは構わないのですが、他にこういうことも言えないのでしょうか?

いまのお住まいの家賃高すぎです。
もっと安いところもあるから引っ越しして家賃を下げましょう。
その分を貯蓄または投資にまわしましょう!
いまの車の維持費、高すぎです。
たとえば毎月ガソリン満タン一回するのをやめましょう。
その分を貯蓄または投資にまわしましょう!
その食費、高すぎです。
自分でつくると安くなるから外食の頻度をおとしましょう。
その分を貯蓄または投資にまわしましょう!
子供の教育費にお金をかけすぎです。
もう少し減らしましょう。
その分を貯蓄または投資にまわしましょう!

とか?

上記のようなことを語っている人たちは気づいていないようですが、「医療保険」と「投資(貯蓄)」って、まったく別物を比較していることになります
それは、ただの支出項目について語っているだけです。
それであれば、「家」でも「車」でも「食費」「教育費」「飲み会費」「パチンコ・漫画等の遊興費」「旅行費」「被服費」等々なんでもいいことになりますが、そういうのって見かけませんよね。

何かといえば、「保険」です。
そういう当たり前のおかしさに気づけないのは、医療保険に使っている保険料をただ”投資にまわさせたい”という「○○ありき論」という意図しかないのでしょう。
ハッキリ言って、巷のFPや保険否定論者の影響を受けているだけですね。言っていることもクリソツです。(右へ向け~右レベル)
ホントそれだけなんでしょう。

残念ですが、人生において医療保険も「資産形成のひとつ」なんですね。
そういう視点やそのようなことがわかる経験値もない人たちが多いでしょう。

信者たちには欠けている視点がたくさんある

信者たちは・・・
積立投資信者たちは、それしかないように語っているところがあると感じます。
「医療保険」も「がん保険」も
いや、信者たちが否定する定番ですが、「定額の貯蓄性保険」も人生における立派な資産形成です。

なにより
勤め先からの収入は資産形成ではないのでしょうか?
信者たちの勤務先、働き方もそれぞれ違うでしょう。
違っていいんです。
上場企業に勤めているのが正解ですか?
外資系企業に勤めているのが正解ですか?
違いますよね。

いろいろな選択肢があり、どれも間違いではありません。
人それぞれです。

本業以外の世界は責任感に乏しいと知ろう

さて、上記の論法は、
「あなたの家計についてアドバイスしますが、〇〇を削って、削った分を貯蓄または投資にまわしましょう!」
ということです。

「何かをやめさせてほかの何かをすすめる」というのは、人にはそれぞれの価値観があり、それはそれぞれに違うということがわかっておらず、自分(発言者)の主観を前提に押し付けているということになります。
誰かに尋ねられ、その人に対して「〇〇すれば(してみても)いいのでは?」という提案ならわかりますが、そうではなく勝手に「〇〇しましょう」ってすすめるのは、一般的に”大きなお世話”か”ポジショントーク”の部類でしかないでしょう。
(情報発信者には必ず意図がある)

発言者がFP的な仕事としての立場ではなく、ただ自身が投資をしているという立場の人が言っているのをみると、結構上から目線で自信過剰な性格でナルシストな要素を持っている人たちだなと思います。
というのも、こういうことって「あなたに言われたくない!」「うちのことはほっといてくれ!」的な、普通に考えて、ただの大きなお世話レベルのものだからです。

自分の投資成績がたまたま良い(良かった)から、相場環境がたまたま良い(良かった)からって、自身が勤めている会社の同僚や友人たちにも同じように語っているのでしょうか?

そんなにお節介をやきたいのなら、もっと収入をあげられる仕事先を紹介してくれたほうがいいですよね。
「あなたの給料は少ないようですからこちらの会社(転職先)を紹介します」
「あなたの会社の製品を私の勤めている会社で購入できるかやってみます」
「そして、それにより得たプラスの収入を投資(貯蓄)にまわしていきましょう!」
など。

残念なことに、そんなお節介なんてやいてくれないですよね。
これらは発言者にとって”責任”を伴うことになりますから。
そういえば、
ブログ等で投資を必死にすすめている人たちって、自分の就いている仕事関係の情報はほとんど発信していないのではないでしょうか?
なぜでしょう?
・素性がばれたくない。
・ばれると恥ずかしい。
・自身の仕事に自信がない。
・自身の仕事上の法に触れる可能性があるから。
等々でしょうか。
こう見ると、他人様に投資をすすめるというのは無責任なところがあると言われても否定できませんね。
なぜなら、投資や保険(金融)の世界は、きちんと「法令」があるからです。
(いえ、いいんですよ。もちろん匿名で。)

”ダウン”をふやしたい信者たち

上記の論法を使って他人様に投資をさせようとネットを中心に煽っている人たちがいます。
その人たちは他人様に収入を得るための先を紹介し、その収入から投資をしようなんてことは言いません。
(そういう発想すらない)
つまり、収入を得るのはあなた自身であり、あなた次第だということです。
であれば、その使い方を考えるのもあなた自身であり、あなた次第です。

特に上記の「医療保険をやめて云々」というのは、投資をすすめたい人のワンパターン・トークです。(巷の保険否定論者たちのパクリ)
不思議に思うことがあります。
保険を販売しているでもなく
証券を販売しているでもなく
金融業界以外の仕事に就いている一般人が、ただ自分が投資をしているという立場だけで
わざわざ見知らぬ他人様に対して「医療保険をやめて投資をしたほうがいい」などという目的はなんなんでしょうか?

投資をしている人は「人一倍儲けたい」意識が強いでしょうから、きっと何か見返りを求めている(何か得をしたい)のではないかと考えてみてはいかがでしょうか。
会ったこともない。
顔も名前も知らない。
ただネット上のみである意味煽る。

これって、実は保険販売人や証券販売人と同じ行為をしていると考えるとわかりやすいと思います。例えると
「自身のブログ等を使って、医療保険等をやめさせて投資をすすめる情報発信人」
こういう感じでしょうか?

自分がしている(自分と同じような)ものに投資をする投資仲間をふやしたい!
それが結果的に自分のメリットになる。

自分がしている(または同じような)ものに投資をするニューマネーをふやしたい!
それが結果的に自分のメリットになる。

という仮説を立てると、まさにネットワークビジネスと同じ感じになるんですね。

見ず知らずの多くの人(不特定多数)にただただ投資をさせたい(預貯金していても結局投資をしようと言う)ということになります
投資、、、
殊に積立投資をです。
いま積立投資を必死にすすめている人たちの言動やブログ等を見ていると、ネットワークビジネスをしているとしか感じられません。

なぜでしょうか?
簡単です。
所謂ダウン(次から次へとニューマネーを入れてほしい)を集めたいからすすめていると感じられるからです。
本来、投資なんて自分がリスクをとって行うものですから自分が儲かりたい、儲かればいいはずです。
知らない他人様に儲けさせたいと思いますか?
それが本心なら、その職業に就いているはずです。

ネットワークビジネスは、「流通過程」に儲けさせる仕組みではなく、直接消費者(口コミ)が儲けましょうというものになっています。
金融商品販売人に手数料が入るのはNOで、その分も自分たちが儲けられればいい。(こんな感じですよね)
まあ同じです。

無意識レベルの人もいると思いますが、大抵の人たちは気づいていると思います。

他人様が民間の医療保険に加入していても自分には何のメリットもない!!

だから、投資させたほうがいい!
たとえ「ひと月3,000円」でも、それが100万人集まれば「30億円」になる。
1年で「360憶円」になります。
10年で「3,600億円」になります。

資産形成にはたくさんの選択肢と方法がある

誰にとっても資産形成は必要であり、かつ重要です。
大いに取り組んでいかれればいいです。
選択肢や方法もいろいろです。
趣味や得意分野も違うように、人それぞれなんです。

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