「長期投資」というフレーズは誰のため?何のため?

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以前、『元本割れの投資に何の意味があるの? 』にも書きました。

「長期投資ですから30年後には大きくふえています!」

これって、今日生まれた赤ちゃんに対して占い師が
「30年後にはプロ野球選手になっている」
「30年後には芸能人になっている」
「30年後には政治家になっている」
と言っているようなものでしょう。

┐( ̄ヘ ̄)┌

この「長期投資」というフレーズは、セルサイドと個人投資家サイドでは意味ならびに重みが違います。

セルサイドにとって、「長期投資」というのは大爆笑するぐらいの嬉しい楽しいフレーズです。
一方で個人投資家にとっては、一度きりの自分の人生を賭けている取り返しのつかない「期間」を賭けてるということを理解しておくべきでしょう。

わかりやすいのが生命保険会社です。
生命保険会社は長期で契約を守っていかないといけません。
そして今、長期で運用できないと いっています。
人類史上最低金利が続いています。
この人類史上最低金利は、日銀によってマイナス金利にまでさせられてしまいました。

生命保険会社は契約者に約束をしています。
生命保険会社は契約者に責任を負っています。

あなたはあなた自身の人生に約束をしています。
あなたはあなたの人生に責任を負っています。

あなたに投資をすすめるセルサイドは約束をしていません
あなたに投資をすすめるセルサイドは責任を負っていません

”質”が違います。
”重み”が違います。

あなたは誰を
あなたは何を
信じますか?



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